認知症とは何か?初期症状と予防

認知症は、年齢を重ねるにつれて多くの人々が直面する可能性がある問題で、記憶力や思考能力、日常生活における判断力に影響を及ぼすことがあります。認知症にはさまざまな種類があり、それぞれに特有の症状や進行速度があります。認知症についての情報は多岐にわたりますが、正しい知識や理解を身につけることで、もし家族が認知症になったときに、適切な対応をとる手助けとなるのではないでしょうか。
現在は認知症の症状もなく、在宅で介護をしている私の母が過去に「レビー小体型認知症」と診断され、幸いにも完治したことで感じたことも含めて、認知症というものを今一度、考えてみたいと思います。
認知症とは
中核症状と周辺症状とは?その違い
認知症には中核症状と周辺症状があり、これらは認知機能の障害と感情面の変化を示します。中核症状には記憶障害や判断力の低下が含まれ、周辺症状は不安や攻撃性といった行動変化を引き起こします。
認知症の初期症状をチェックする方法
認知症の初期症状として、日常生活での記憶の低下や時間・場所の混乱に異変があるかどうか見ていくことが大事です。また、本人の行動を観察し、周囲と情報を共有することが重要で、これらの確認ポイントを踏まえた早期発見が、早期対応につながります。

母の時は、毎日「今日は、日曜日?」と聞くことがありました。日曜日は、私の仕事が休みだったからでしょうか。
認知症の症状段階とその特徴
認知症は軽度から重度までの段階があり、それぞれに異なる症状が現れます。初期には物忘れが目立ち、中期では理解力や判断力に障害が出てきます。重度では、コミュニケーションが難しくなるため、段階を理解し適切なサポートを行うことが大事になりますね。

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認知症の種類と特有の症状
代表的な認知症の種類4つの特徴
数ある認知症の種類のうち、主なものは「4大認知症」と呼ばれ、アルツハイマー型・レビー小体型・血管性・前頭側頭型を指します。
アルツハイマー型認知症
■初期症状:もの忘れ ■特徴:見当識障害
血管性認知症
■初期症状:もの忘れ ■特徴:感情をコントロールできない、手足のしびれ
レビー小体型認知症
■初期症状:幻視、妄想、うつ症状 ■特徴:幻視、妄想、パーキンソン症状
前頭側頭型認知症
■初期症状:身だしなみに無頓着、 同じ言動や行動を繰り返す ■特徴:人格が変わる、自発性低下
出典:みんなの介護


認知症の予防とは
現時点では、認知症を確実に予防する方法はありません。
しかし、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病と、認知症との関連性を示す研究は多くあります。
適度な運動を生活の中に取り入れることや、バランスの取れた食生活を心がけて生活習慣病を予防することが、認知症の予防にもつながると考えられます。
出典:みんなの介護

認知症の進行を防ぐための予防
認知症の進行を未然に防ぐためには、日常生活での運動やバランスの取れた食事、ストレスの軽減などの基本的な施策があげられます。また、定期的な健康チェックや社会活動も認知症予防には有効になるのではないでしょうか。

母の認知症は、大きなストレスが原因だったと感じています。実家を引き上げて、私と同居を始めてから1年程度でしたが、慣れない地域で寂しい気持ちがあったのは間違いないと思います。