高齢者のこと

長生きするともらえる長寿祝いとは

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長生きすると自治体から長寿祝い(敬老祝い)がもらえます。内容は、現金や商品券、賞状やカタログギフトなど多岐にわたります。しかし、近年では予算削減により祝い金の減額や、制度の廃止も見られるようです。

長寿祝いの概要

長寿祝いは各自治体から贈呈され、支給方法も様々

長寿祝いは原則として、各市区町村の自治体から贈呈されるものになります。また、100歳の記念に、その自治体の首長が自宅に伺って、お祝いを直接手渡しするところもありますね。

なお、支給方法も各自治体により様々であり、東京23区の場合は「民生委員による手渡し」が多く、申請しなくても自宅まで届けていただけるようです。また、申請をしないと貰えない自治体もありますので、確認が必要ですね。

贈呈される年齢も自治体によって様々

対象の年齢も、各自治体により違いありますが、多くは「米寿(88歳)・卒寿(90歳)・白寿(99歳)・百寿(100歳)」となっているようです。また、「古希(70歳)・喜寿(77歳)・傘寿(80歳)」でも、もらえる自治体も見られます。

自治体の予算削減により、減額や廃止になることもある

少子高齢化により、全国の自治体でも予算が厳しくなっており、長寿祝いの廃止が実施されたところも少なくないようです。その一方で、100歳で10万円というところもあり、地域により差があるのは仕方のない事なのかも知れませんね。

Sho’s
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私の母も、米寿(88歳)の時にいただきましたが、土曜日の朝7:00頃に突然インターホンが鳴って「区役所から来ました」って・・・間違いなく詐欺か何かと勘違いしてしまいました。

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全国の自治体では、どのような制度になっている?

今回は、全国の主な自治体で「現金の贈呈」をしているところをピックアップしてまとめてみました。この他にも、たくさんあるとは思いますので、ぜひ自治体のホームページ等で確認してみてくださいね。

※2025年2月調べ 年齢の表記などは自治体のホームページ表記のまま記載しています。

自治体名年齢・贈呈額
東京都港区77歳(喜寿)10,000円・80歳(傘寿)15,000円・88歳(米寿)20,000円
90歳(卒寿)25,000円・99歳(白寿)30,000円
東京都渋谷区75歳・77歳・80歳・85歳 10,000円
88歳・90歳・95歳 20,000円 99歳 30,000円
105歳・108歳・110歳・111歳・115歳・120歳 50,000円
東京都大田区区内男女最高齢の方に50,000円を贈呈・満100歳の方に30,000円
東京都新宿区喜寿(77歳)10,000円・米寿(88歳)10,000円・長寿(95歳)30,000円
東京都江東区満77歳 5,000円・数え88歳 15,000円・数え99歳・101歳以上 20,000円
数え100歳 50,000円
東京都葛飾区88歳(米寿)20,000円・99歳(白寿)30,000円・100歳 50,000円
101歳以上 30,000円
岩手県盛岡市100歳 30,000円
宮城県仙台市88歳 10,000円・100歳 50,000円
福島県福島市100歳 100,000円・88歳 5,000
群馬県高崎市満88歳 25,000円・満100歳 70,000円・満101歳以上 50,000円
栃木県宇都宮市80歳 10,000円・90歳 30,000円・100歳 100,000円
山梨県甲府市88歳 5,000円・新100歳 30,000円・最高齢者 50,000円
茨城県水戸市満88歳 20,000円・満100歳 50,000円・満101歳以上 10,000円
千葉県千葉市満99歳 50,000円
愛知県名古屋市数え100歳 30,000円・数え88歳 3,000円
石川県金沢市100歳 50,000円
静岡県沼津市77歳 5,000円・88歳 10,000円・95歳以上 10,000円
福井県福井市100歳 10,000円
長崎県長崎市99歳 50,000円
大分県大分市満100歳 100,000円
鹿児島県鹿児島市満88歳 20,000円・満100歳 50,000円
Sho’s
Sho’s

母が88歳のとき、奮発して米寿祝いをしましたが、今でも、その時の思い出を嬉しそうに話すことがあります。高齢者にとって、家族の長寿祝いが何よりなんでしょうね。

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